ドラクエ・SF好きの小説・ゲーム日記

ゲームの感想を書いたり小説を書いたりしています。

ショートショート「復讐」

その蟻はある日突然知能を持った。そして体が大きくなった。
「やった。ついに、蟻人間を作る事に成功したぞ。さあ、何か話してごらん。」
目の前に人間がいる。その蟻はよろこんだ。ついに、人間につぶされた仲間の仇がとれるのだ。
「よくも仲間をつぶしてくれたな。」
そう言うと同時に、目の前の人間を、細い触手で、そして恐るべき力で殴った。目の前の人間はすぐに動かなくなった。何て弱いんだろう。蟻はそう思った。それから、その蟻は、さらに多くの人間へ復讐しに行った。どの人間も、とても弱く、その蟻が一発殴るだけで動かなくなった。このまま、この生き物を殲滅してしまおうか。その蟻はそう思った。ふと、足の裏に違和感を感じた。その蟻は何気なく、足の裏を見た。小さくて黒いものがへばりついている。なんだろう。よく目をこらしてみた。
そこには仲間のむごたらしく潰された姿があった。その蟻は声にならない悲鳴をあげた。それと同時に、どこからか「バァン」という音が聞こえ、その蟻の胸部を鉛の塊が貫いた。

あっついゲーム!ゼノブレイドの感想


はい、今回はついこの間クリアしたゼノブレイド(NEW3DS)の感想を書きたいと思います。

まず、めちゃくちゃ面白かったです。
一般に、このゲームを評価する際、広大なフィールドや、膨大なサブイベントなどが主に挙げられますが、僕がこのゲームで一番評価したいのは、あっついストーリーですね。もう激アツです。ヤケドします。しかも、このゲーム休む暇なく熱いです。常に、「ヤバイっっ!!急がねば!!!」と焦らなくてはなりません。

音楽もアッツアッツで、もうあつすぎてわけわからくなります。もうここまで熱いゲームは二度とお目にかかれないでしょう。

戦闘も、アツイです。音楽が場面ごとに目まぐるしく変化し、ビジョンによって、未来の危機まで見えてしまうため、ただでさえやること多いのに、もう大変なことになります。

フィールドもつくりこまれてて、ワクワク感あります。空いっぱいに広がる星空を見上げながら歩けるのは最高でした。でっかい扉がゆっくりと開いていくシーンとかも好きです。

ただ、一つ欠点がこのゲームにはあります。
常に「先を急ぎたい」ストーリーなのに、レベル上げに時間がかかることです。ボスのレベルがいちいち高め。レベル差補正のせいで強行突破もできない。
このせいで、
「ウォォォ、盛り上がってきたぜぇぇぇ」
「うわっ、ボスレベルたっか。無理ゲーやん」
レベル上げ2時間後
「ストーリー忘れた・・・」
となります。
しかも毎回イベントがある度に。
これは、ちょっと冷めますね。せっかく煮えたぎるストーリーだけに惜しいです。

でも長所が圧倒的に短所を上回っています。
確実に名作の部類に入るでしょう。
一か月このゲームにはまりこみました。

あとダンバンさん。この人、いちいちセリフがかっこよすぎる。イケメン。そしてあっつい。

みなさんもゼノブレイドをプレイして、アッツアッツのテンションMaxになってみて下さい。

圧倒的中毒性!オススメミニゲーム「鳥とマメ」

今回は、僕がミニゲームの中で最も愛してやまない「鳥とマメ」というゲームを紹介します。

このゲームはもともと「メイド イン ワリオ」というゲームの中で、サブゲームの「PYOLO」として収録されていたものを、移植したものです。

このゲームの一番の魅力といえば、その圧倒的中毒性。一気に大量のマメを消し飛ばす快感。謎なまでに癖になる音楽、そして効果音。SFチックに移り変わる背景。これらが、その中毒性の要因となっています。

このゲームには「鳥とマメ」と「鳥とマメ2」があり、「鳥とマメ」で一万点以上とると、「鳥とマメ2」が遊べます。両方とも、全然違った感覚で遊べます。

このゲームは、鳥を操作して、基本、上から降ってくるマメを、食べたり、吹き飛ばしたりしながら、避けるゲームです。また、鳥が動ける範囲である足場があり、この足場はマメが当たると消えてしまうため、この足場をどう確保していくか、も判断していかなければなりません。

「鳥とマメ」と「鳥とマメ2」ではマメの食べ方が変わります。
「鳥とマメ」では、舌をグニョーンとのばして、マメを食べます。より高いところのマメを食べると、多くの得点が入ります。ただ、高い所のマメばかり狙っていると、いつの間にか足場が減っている、なんてことになるので、この辺も、考えなければなりません。ただ、高い所のマメを、狙って食べられた時の快感は相当のものです。
「鳥とマメ2」では「フッフッ」って息を吹きかけて、マメを吹き飛ばします。「鳥とマメ」よりも、回転率がいいぶん、マメもより多めに落ちてきます。より、多くのマメを同時に消すと、多くの得点が入ります。この快感がやばい。特に一気に4つ以上消し飛ばすと、「トゥルルルルルン」って感じの効果音が流れて、1つにつき1000点も入るので、テンションMAX、脳汁ドバァーです。皆さんも是非味わって下さい。

また、マメには3種類あります。
まず、緑色のマメです。これは、何の変哲も無いマメです。
次に、白色のマメです。これを食べる、あるいは消し飛ばすと、足場が1つ回復します。これをきちんと逃さないことで、足場を保つ必要があります。
そして、点滅してるマメです。このマメは、絶対に見逃してはいけません。何しろ食べる、あるいは消し飛ばすと、画面にあるマメが全部消え、足場がかなり復活します。特に「鳥とマメ」は、回転率が悪いので、これを逃す=ゲームオーバーといっても、過言ではありません。常に目を光らせ、絶対逃さないようにしましょう。
この様々な種類のマメが、更に緊張感を盛りたててくれます。

このゲームは一見単純そうだけど、実はよく作りこまれていて、本当にやればやるほど上達してる感があります。背景もかなり高い点まで、変化し続けるので、モチベーションも保てます。音楽も変化するので、初めてプレイすると、なにかしら変化する度に「オォ!」ってなります。この辺に製作者の愛を感じます。

僕はこのゲームにはまりまくって、50時間ほどプレイし、両方10万点を越すまでやりこみました。僕の中では確実にミニゲーム史上No.1です。

3DSやDSで、いつでもeショップからダウンロードできるので、皆さんも一度、圧倒的中毒性を持つミニゲーム、「鳥とマメ」にどっぷりとはまってみて下さい。





ショートショート 「歩く辞書」3

※前回の続きです
人々は自ら学ぶことをやめた。次々と自分の頭に思い浮かんですることを、実践することの方が有意義なのだ。そもそも、学ぶことなど何も無いのだ。全部頭の中に書いてある。彼らに、新しい事を生み出す力はほとんど無かった。彼らは、もはやただの歩く辞書であった。

「どうだ?」
青色の、二頭身の生物は、長い手足を揺らしながら、仲間にたづねた。
「ああ、実にうまくいっているよ。」
仲間は、望遠鏡のようなもので、地球を覗きながらそう答えた。
「そうか。奴らも、すっかり脳内の辞書に頼りっぱなしになったようだな。」
「ああ。完全に自分で考える能力をうしなったようだ。」
「では、いよいよ、辞書の中身を書き換えていくか。少しずつ、我々を超越的な、あがめ、従うべき神であるかのような価値観を植えつけていくんだ。」
「どれ、まずは、イエス・キリストを我々と同じ姿であるように書き換えてみるか・・・。」

地球では、少しずつ何かが変わっていった。何故か、過去の偉人達は皆、青色で、二頭身であった。また、風邪薬を飲んだ人達が、狂ったように青色の二頭身の生物をあがめはじめた。初めは、違和感を感じる人々も多少はいた。だが、誰も間違いを指摘できなかった。イエス・キリストや、仏陀や、アインシュタインなどの、どの姿を思い浮かべても、でてくるのは、青色の二頭身の生物なのだ。人々の記憶力は辞書に頼りっぱなしであったことですっかり失われてしまっていたため、それらの人物が先日まではどのような姿をしていたのか、思い出せなかった。風邪薬も同様で、元から、そのような副作用なあったかのように扱われはじめた。特に、害はないので、誰も問題視しなかった。時が経つにつれ、人々は青色の二頭身の生物を、何か特別で、尊敬し、従うべきものとして崇めはじめた。そして、いつか会える日を待ち望んでいた。

「では、そろそろ地球へと降りたつとしよう。」
青色の二頭身の生物はそうつぶやいた。
「ああ。今なら、皆、我々の奴隷のように働いてくれることだろう。」
仲間はそう言ってうなずいた。
「これで、ある程度知識のある、何十億もの奴隷を手に入れられるわけか。しかも、奴らの常識らいつでも書き換えられるから、反乱も起こされることも無い。」
「そうだな。さあ、行こうぜ。奴らも俺達と会うのを待ち望んでいる。早く行ってあげないとかわいそうだ。」




ショートショート 「歩く辞書」2

※前回の続きです。

次の日になっても、その出来事は大したニュースにはならなかった。円盤が現れた時間も短かったし、特に何もしていかなかったからだ。目撃証言や、映像も流出したが、バラエティー番組などで、多少取り上げられた程度だった。誰も、本当に宇宙人が現れたとは思っていなかった。

「よし、完成したぞ。」
男は叫んだ。ついに、宇宙人の置いていった作製方法通りの、発明品が出来たのだ。どうやら薬のようなものだ。どんな効果があるのだろうか?男は好奇心がしだいに膨れあがって不安を上回り、試しにそれを飲んでみた。すると、頭が急に活性化したようになった。長時間経っても特に気分が悪くなったりはしない。
「どうやら、害は無いようだな。」
男は、しばらく経つとそう言った。
「まだ、どんな効果があるがあるのかは分からないが、まあ日常生活を送るうちに、効果もはっきりしてくるだろう。」
効果はすぐにあらわれた。男が、机に座って、英語の論文を読もうとすると、驚くべきことが起こった。
(この単語の意味が分からないなぁ)
男がいつも通り、辞書を取り出して、意味を調べようとしたその時だった。急に、この時を待っていたかのように、頭の中で、その単語の意味が浮かびあがってきたのだ。その現象は、分からない単語が出てくる度に起こり、男はおかげでつっかえずにすらすらと読むことができた。
「これは、どういうことだ?僕は英語があまり得意ではないはずなんだが・・・」
その現象は他の様々な場面でも起こった。例えば、まだ世界中で作り出すことの出来ないでいた、細胞の作製方法や、料理のレシピ、地名、さらには経済や法律のことまで、あらゆるものが、思い出そうとすると、それが浮かびあがってくるのだ。
(分かってきたぞ・・・。つまりは、これは頭の中に数万冊の辞書をとりこむようなものだ。辞書で調べれば物事がわかるように、思い出そうとすれば物事が分かるのだ。)
男の研究は、その薬のおかげもあって、どんどん進んだ。未だ、解明されていなかった謎も、面白いように解けた。男はその薬を大量生産し、自分の発明品だと言って、高価で販売した。最初は誰もが、効用に疑心暗鬼であったが、男の異常な博識ぶりを見て、次第に買う人が、増えていった。やがて、薬は世界中に広がっていった。誰もが博識へとなっていった。
「我々が、今まで努力して、築いてきた知識は何だったんだ?」
「これから、どうやって生きていけばいいんだ。」
「だいたい、こんなものどうやって作ったんだ。」
と、世界中の学者達は憤り、また嘆いた。薬の中身を調べても、どうして、この成分でこんな効用が生まれるのか意味不明なのだ。学者の数は年々減っていった。学者がいなくとも、誰でも便利な発明をすることが出来た。いや、発明ではないかもしれない。頭の中で、次々と浮かんでくることを、そのまま作り出せばよいのだ。単なる生産である。だが、誰もが、今の急激な世界の発展が、自分達の力によるものだと信じていた。誰も、宇宙人のおかげだとは想いもしなかった。

※次回に続きます。

ショートショート 「歩く辞書」1

突然、空に巨大な円盤が現れた。それを見た一人の男が声をあげた。

「なんだ、あのでっかいのは?」

周りの人々も、その異様な存在に気が付いた。

「うわ、なんだあれ?」

「宇宙人じゃないか?」

「いや、作りものだろう。」

人々は、その異様な物体の正体を見破ろうと議論を始めた。それは、ゆっくりと地上へと近づいていき、やがて降り立った。人々は、中から何が出てくるのか、不安と期待の入り混じった目でそれを見つめた。

『やあ、地球の皆さん、こんにちは。』

突然、円盤から放送が流れた。

『私達は、違う星からやってきました。そのため、あなた方とは、あまりに違う姿をしており、私達の姿を見せると混乱になりかねない。よって、放送で話すことにしましょう。我々は、偉大な発明をしました。この発明は、きっとあなた方、皆のレベルを引き上げてくれることでしょう。私達は、あなた方の進歩を願って、この発明品を置いて行きます。』

人々は、正直訳が分からなかった。

「誰かのイタズラに違いない。」

「まず、姿を見せない、という時点で怪しい。」

「だいたい、偉大な発明をただで渡す奴などいるものか。」

「いや、親切な宇宙人なのかもしれん。」

ざわめく人々をよそに、その巨大な円盤は、ゆっくりとまた、地上から離れ、上がっていった。そして、ある程度の高さまで上、パッと消えてしまった。それを見た人々は目を丸くした。

「おいおい、消えちまったぞ。」

「本当に宇宙人なのかもしれない。」

「おい、待て、何かあるぞ。」

それは、小さい袋のようなものだった。中を見ると、細かい図がたくさん書きしるされていた。何かの作製方法のようだ。

「さっき言っていた発明とやらではないか?」

「いったいなんの作製方法なんだろう?」

人々がまたざわつきはじめていると、一人の男が声をあげた。

「それを僕に貸していただけませんか?私の研究所で、何の作製方法か、確かめてみたいのです。」

「あんたは、科学者か何かなのかね?」

「はい。先ほどの消える円盤といい、その発明も非常に興味深いものに違いない。どうせ、私以外の科学者に、それが宇宙人がおいていった物だと言っても信用しないでしょう。私が作ってみるのが一番だと思うんです。」

男がそういうと、次々と声があがった。

「別にいいんじゃないか?我々が持っていても仕方がないだろう。」

「そうだな、彼に渡すのが一番だな。」

人々の意見は一致し、その男にその小さい袋のようなものは渡された。人々は安心した。これで、得体のしれない物を処理することができた。人々は少し不思議な雰囲気を残しつつも、いつもの生活に戻っていった。

※次回に続きます

 

 

初投稿!

みなさん、こんにちは!

今回は初投稿という事で、まず僕がどういった人間であるか?

どういった事をブログに書こうとしているのか?

を説明していこうと思います。

 

では、まず僕は現在大学1年生です。

想像をはるかに超える忙しさに四苦八苦しています(苦笑)

趣味はゲームを楽しむ事と小説を書く事です。

とにかく、僕が趣味をするにあたって、重視することは、「楽しむこと」です。

ゲームでいえば、いわゆるエンジョイ勢という奴ですね。人は楽しんでこそ、充実した人生が送れると思っています。

ゲームではドラクエ、小説ではSFが好きです。特に、ドラクエ7と星新一の作品が好きです。

 

さて、僕がこのブログで書いていこうと思っていることは2つあります。

一つは、ゲームの感想、もう一つは小説です。小説といってもいろいろなジャンルがありますが、僕はSFのショートショートを中心に書いていこうと思います。

ゲームの感想はたまにで、小説の投稿を中心に書いていこうと思います。

なぜ、ブログという形をとったかといいますと、なるべく自由に書きたい、または読んでもらいたいなと思ったからです。

どうぞお気軽にこのブログをのぞいてもらえるとうれしいです。

 

 

ここまで読んでいただいてありがとうございます。まだ、初心者ですが、ちょっとずつ、投稿していけたらいいな、と思います。

どうぞ、よろしくお願いします。